スペースカレー。それは宇宙なカレーである。
パッケージは宇宙船を彷彿とさせるシルバー。
パッケージの裏面には宇宙な解説が記載されている。
宇宙の無重力空間で食べることが想定されたものであることがわかる。
「地上での作り方」
調理方法についても宇宙からの視点で記載されている。
中のレトルトパックはパッケージ同様にシルバー。
真ん中にポツンと「スペースカレー」と賞味期限の印字があるのみでシンプル。
宇宙のカレーに多くの言葉は要らないということか。
宇宙からの視点に則った調理方法で加熱。
やはり多くを語らず、沸騰するお湯の中でじっとそこに居続けている。
どのような中身なのかは開けるまでわからない。
スペースカレーライスの出来上がり。
解説で「無重力空間で食べることを想定し、スパイシーで味を濃くしました」としているが、確かにカレーの味わいは濃厚だった。風味が口の中いっぱいに広がっていく。いい意味で濃厚だ。
そしてレトルトにしては具が大きいような。牛肉、玉ねぎ、マッシュルームが入っており、大きさがあるためしっかりとした食べ応えがある。ちゃんと牛肉を食べているんだなという実感があった。
あくまでレトルトにしてはだけれども。
始めこそ多くを語らなかったが、中身を覗いて見れば、濃密で熱いものを秘めた宇宙なカレーだった。中辛程度に辛みもあるだけに。
ちなみに宇宙なカレーの出所は、東京ドームシティにある「宇宙ミュージアムTeNQ」という施設のお土産コーナー。
宇宙がテーマの施設であり、お土産コーナーもやはり宇宙に関するものが並ぶ。
いくつかの種類の宇宙食を扱っており、カレーもその1つだったというわけで。
カレーの中身は1食分で、お値段は税込み540円。
※2019年10月1日から消費税率引き上げに伴い、価格は変更されている可能性がある。
熱心な宇宙アイテムを収集されている方がいれば、TeNQにお越しの際には是非ともこのスペースカレーもコレクションに加えていただきたい。食べ物だけど。