エヴァンゲリオン酒場で、飲め。
と、碇指令も推奨する池袋の『エヴァンゲリオン酒場』へ行ってきた。
店内の様子やメニュー、感想についてのお話。
確実に入るために、事前にネット予約をぽちっとしてから向かう。
エヴァンゲリオン酒場は、2019年4月20日~9月1日までの期間限定で開催されているコラボ居酒屋だ。
池袋のサンシャイン通り沿いにある『キャラクターコラボカフェ46食堂』が定期的に何かの作品とのコラボを展開していて、現在はエヴァをモチーフにしたメニューを提供しているという。
※現在は開催終了。
とはいえ、2020年6月にはエヴァの新作映画が公開される予定なので、もしかしたら映画が公開された時期にまた開催されるかもしれない。人気のコンテンツだし。
11:30の開店から14:00までの間はランチメニューをやっていて、14:00以降からは酒場メニューに切り替わる。
『エヴァンゲリオン酒場』特設ページ
コラボメニューの詳細が載っている。ネットでの予約もこのサイト内でできる。
足を運んだのは5月17日金曜日の夜のこと。
エヴァンゲリオン酒場をやっているビル前に到着すると、ミサトさんの看板がお出迎えしてくれる。
エヴァンゲリオンをご存じの方ならすぐ目に留まるであろう。
ここから小さな雑居ビルの入口に入って、エレベーターで4Fを目指す。
ちなみに利用できるエレベーターは1基だけ。ビル内にはエヴァ酒場の他にも飲食店のテナントが入っているので、エレベーターでの移動には時間が掛かる可能性がある。
足を運ぶならば、時間に余裕を持たせておくと良い。
4Fに上がってすぐの所に入口がある。
お店の外から既にしっかりエヴァ感が出ている。
ゲンドウさんから「飲め」と言われても、「できるわけないよ!」と反発する気はさらさら起きない。むしろ飲みます!
入り口とエレベーターの間には、徳利に手を伸ばす初号機の看板が。
なかなかかっこよく描かれた初号機なのだが、徳利と組み合わさるとシュールさが出てくるな。
とはいえ、ミサトさんたちだけじゃなくてエヴァンゲリオンともしっかりコラボしてくれているのは嬉しい。
いざ店内へ。
入口を入り、店員さんに予約している旨を伝えると、すぐに席へ案内してもらった。
店内の壁はエヴァの絵がわんさか。
ずらりと並ぶメニューの札のデザインといい、天井からぶら下がる提灯といい、居酒屋っぽい雰囲気もちゃんと出ている。
写真には収めていなかったけれど、店内にはモニターが設置されていて、アニメ映像と共に主題歌や劇中で使用されたBGMが常時流れる。
エヴァでお馴染みの曲を聴きながら一杯やれるようになっているのだ。
さすがはエヴァ酒場だ。
テーブルに置かれている箸とお皿。
箸袋の色が、さりげなくエヴァンゲリオンのカラーをモチーフにしたものだったりする。
青がMark.06で、紫が初号機である。
飲み物を注文して持ってきてもらう。
使途ラスサワー390円と、弐号機をモチーフにしたお通し300円。※価格は全て税抜
お通しは店員さんが4つ持って来た中から、好きなものを1人1つずつ選べるようになっている。
使途ラスサワーはフルーツが入っていて一見甘そうに見えるけど、飲んでみるとしっかりとお酒の苦い味がする。さすが使徒、甘く見てはいけない。
お通しはポテトサラダ。
弐号機の四複眼を再現するように、枝豆が4つ乗っている。色もしっかり赤い粉がかかって再現されている。
食べても辛くはなかったので、恐らく辛み成分のないパプリカパウダーを使用していると思われる。
ソーダアイスとチェリーとで、綾波レイをイメージした色が配されている。
お通しは零号機のイエローをイメージしたポテトサラダ。
黄色のパプリカが乗せられ、カレーパウダーで味付けされている。
使徒、襲来(シュウマイ)590円。
ダジャレできたよ。エヴァ酒場は他にもダジャレ的なメニューがある。
ちなみに注文する時は「襲来」と「シュウマイ」、どちらで伝えてもお店の人にはちゃんと通じる。
個別の皿に入ったシュウマイって初めて見たよ。
シュウマイの味は可もなく不可もなくといったところ。
この再限度とメニューの名前に感服。
十字架もばっちり再現。パプリカパウダーをまぶしたスライスチーズが使われていた。
うずらと醬油は酒に合う味で美味い。
ネルフの焼き印付きだし巻き玉子390円。
ネルフマーク焼き印の入ったクラッカーが玉子焼きに差し込まれている。
食べてみたら、しっかりだしの味が効いた玉子焼きであった。
ネルフマークのものを食べていると、何か機密事項に触れている気がしないでもない。
2杯目。Mark.06グラスワイン390円。
Mark. 06のカラーをイメージして真っ青なワインが出てきたぞ。
見た目はかき氷のブルーハワイのシロップみたいな、人工的な色合いの青。
ブルーハワイみたいな味はなく、ちゃんとワインの味がする。
連れがネットで検索してくれたんだけど、青いワインってのも普通に販売されているみたいだ。
尚、飲み終わったら上唇がMark.06のように青く染まった。
ザ・ビースト590円。
“俺の嫁”ことマリが弐号機搭乗時に発動した裏コードを、ローストビーフで再現したメニュー。
見た目で察しがつくと思われるが、火が通り過ぎている。
肉が固くなっていて別の食べ物みたいだった。
残念ながらあまりおススメはできない。
目標に高エネルギー反応!790円。
これはボリュームがあって美味くてよかった。
唐揚げ、フライドポテト、えびせんが盛られたメニュー。
中心にあるケチャップが高エネルギーを助長するわけで。
高エネルギーというより高カロリーな気がするが。
それでも揚げ物系は居酒屋さんで飲む時には外せない鉄板メニューだ。
注文する時は『目標に高エネルギー反応!』と元気よく言って頼むべし。
そういう名前のメニューなので。
これを食べるとさすがにお腹がいっぱいになったのでお会計。
テーブルに置かれた番号札をレジに持っていくと、お会計ができるようになっている。
支払いが終わると店員さんから「ゼリーをサービスしているのですが、いかがですか?」と聞かれる。
なんかお土産でもくれるのかなと想像しながら、せっかくなのでと了承すると、さっき座っていた席へどうぞと案内される。
ん?席に戻るの??
というわけで最後にみかんゼリーをサービスで出してもらう。
まさかの延長戦だった。
「食後のデザートも、サービスサービスぅ」というわけですかいミサトさん。
お会計の時には、こういう話が出てくる可能性があることも留意しておこう。
なんだかんだと言ってはいたけど、全体的には楽しめた。
お店の外も中も、エヴァンゲリオンの居酒屋さんだなという雰囲気になっていたし、メニューはネーミングもその見た目も良い意味で遊んだものが揃っている。
コラボメニューにしては値段がリーズナブルなのも良かった。
なかなか遊んだ感じで楽しい居酒屋さんなので、開催期間中のうちにまた立ち寄ってみたいと思う。
人気のコンテンツを扱っているので、お店は曜日や時間帯を問わず混雑している可能性が高い。入店する場合はネット予約をお勧めする。
『キャラクターコラボカフェ46食堂』
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目29−4 4F
・営業時間
[ランチメニュー]11:30~14:00
[酒場メニュー]14:00~23:00
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