※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、申込をする際に当記事で記載している内容と異なる対応が行われている可能性があります。予めご了承の上でお読み下さい。
新宿御苑が好きで、2018年の10月頃から年間パスポートを発行して入園するようになった。
一年間のうちに何度も足を運ぶことが習慣になっていたので、いっそパスポートを買ってしまおうと。
これまでは発行の手続きが手間に感じてなかなか行動に移せなかったけれど、いざ発行して使ってみると色々便利になった面があった。
なので、年間パスポートの期限が過ぎてからも、また新たに発行の手続きをして利用している。
この記事では、新宿御苑の年間パスポートとはどのようなものか、発行する時の手続きの流れや入園の仕方、発行してメリットに感じたことなどを書いていく。
- 新宿御苑の年間パスポートとは
- 年間パスポートの料金
- 年間パスポート発行の申し込みができる場所
- 申込み時に用意するもの
- 申込書の入手方法
- 申込み手続きから受け取りまでの流れ
- 年間パスポートでの入園の仕方
- メリットに感じたこと
- パスポートの期限が過ぎてから引き続き利用する場合
- おわりに
- 各入場門へのアクセス
新宿御苑の年間パスポートとは
新宿御苑を一年間自由に入園できるパスポートのことである。
同じ日に再入園することも可能。
パスポートの発行は新宿御苑の各入場門の窓口で受付をしている。
入場門は新宿門・千駄ヶ谷門・大木戸門の3箇所。
基本的には当日中に発行され、発行されたその日からパスポートで入園できる。
窓口での申込みからパスポート受け取りまでの所要時間は10~15分程度。
窓口が混雑している場合は、時間がさらに掛かる可能性はある。
発行されるとカード型のパスポートを渡される。
パスポートの大きさは免許証やポイントカードなど、よく見掛けるカードのサイズとほぼ同じ。
発行の受付時間は9:00~閉園の1時間前まで。
閉園時間近くだと受付ができないので注意。
また、開園していても年間パスポートを発行できない日がある。
年に何回か実施される無料開園日や、花見シーズンなどの混雑が予想される特別開園期間中は、窓口での発行の受付を休止する場合がある。
受付時間など、発行に関する情報は下記のURLで確認することができる。
特別開園期間中の年間パスポート発行対応などのお知らせについても掲載される。
『一般財団法人国民公園協会 新宿御苑』
年間パスポートの料金
一般:2,000円
高校生:1,000円(申込時に学生証の提示が必要)
料金は2019年11月30日現在。表記した料金は税込。
入園券を買って入る場合の料金は、一般が500円(高校生は250円)。
そのため、4回以上入園すると年間パスポートを発行した方が元が取れる計算になる。
[補足]
2019年3月から、一般の入園料は200円から500円に値上げされて現行の料金となった。
一方で年間パスポートの料金2000円は、値上げが実施される前からの料金で据え置きとなっている。
そのため、従来は10回入園すると元が取れる計算だったが、値上げ後は4回にまで減ったので、相対的に年間パスポートを発行するメリットは増していると言える。
年間パスポート発行の申し込みができる場所
申し込みは新宿御苑の各入場門の窓口でできる。
入場門は新宿門・千駄ヶ谷門・大木戸門の3箇所。
千駄ヶ谷門、大木戸門が比較的空いていておすすめ。
新宿門は入園者が多く集まり、窓口も混雑している様子がよく見られるので、手続きに時間が掛かる可能性がある。
窓口では年間パスポートの発行受付以外にも、園内の利用に関する様々な問い合わせを受けているためだ。
申込み時に用意するもの
・年間パスポート申込書
・学生証(高校生の場合)
年間パスポートを発行するには、専用の申込書が必要。
申込書の入手の仕方については、次の項目「申込書の入手方法」で記述する。
一般で申込みをする人は、基本的には申込書のみを用意すれば手続きができる。
手続きする時に免許証などの身分証の提示や、印鑑の押印を求められることはなかった。
申込書の入手方法
申込書を入手する方法は、下記の2通りである。
①新宿御苑の各窓口(新宿門・千駄ヶ谷門・大木戸門)で入手する
②新宿御苑のホームページにアクセスして印刷する
以下、それぞれの方法について記述していく。
①新宿御苑の各窓口(新宿門・千駄ヶ谷門・大木戸門)で入手する
新宿御苑に直接足を運んで入手する方法がある。
(写真は千駄ヶ谷門の窓口)
申込書は、新宿御苑の各入場門の券売機の横にある有人窓口に設置されている。
ボールペンが近くに設置されており、その場で記入して申込みすることが可能。
あるいは記入せずに、ひとまず申込書を持って帰ることもできる。
②新宿御苑のホームページにアクセスして印刷する
下記URLにアクセスして、申込書を印刷することが可能。
A4サイズの紙を用意して印刷する。
『環境省_新宿御苑 年間パスポートを発行中です!』
https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/2_guide/passport.html
個人的には、申込書は自宅などで予め書いてから窓口に持っていくのがおすすめ。
予め書いておくと、記入漏れ等の問題が無ければ、すぐに次の手続きに進むことができるためだ。
また、記入用の机が窓口の近くには設置されていないため、もし窓口に人が集まって混雑していた場合は、書くための場所を探すのに苦労を伴う可能性がある。
申込み手続きから受け取りまでの流れ
●申込書に必要事項を記入する
申込書を入手できたら、用紙下部にある太枠内の①~⑤の箇所に記入をする。
①氏名…カタカナで姓名を記入。
②学年…高校生は記入が必要。一般は空欄でOK。
③性別…該当する箇所を丸で囲む。
④電話番号…市外局番から記入する。携帯の番号でもOK。
⑤生年月日…西暦から始まる生年月日を記入。
●入場門の窓口で発行手続きをする
申込みの準備ができたら、最寄りの入場門の窓口へ行こう。
年間パスポートの発行受付は、券売機のすぐ横にある有人窓口で行っている。
窓口にいる係の人に手続きしたい旨を伝えて、記入の済んだ申込書を渡すと手続きを進めてもらえる。
申込書の記入内容の確認がとれたら、その場で料金の支払いをする。
年間パスポートの料金は2,000円。
支払い方法は現金のみ。(2021年10月31日現在)
●写真撮影を行う
支払いができたら、続けて写真撮影を行う。
係の人から入場ゲートを通るように案内されるので、そのまま入っていく。
ゲートを入ってすぐの所に撮影用の部屋があるためだ。
ゲートを通るとカーテンの付いた部屋がある。
証明写真を撮る所みたいな雰囲気だ。
カーテンを開けて入って椅子に座ると、係の人の指示に従って顔写真の撮影が行われる。
※帽子やサングラス、マスクを着用している場合は、外す必要がある。
撮影が終わると係の人からそのまま部屋で待機するか、もしくは部屋の外で待機するよう指示があるので、それに従う。
●年間パスポートを受け取る
(写真は2018年に発行した時のもの。一部加工。)
しばらく待つと、係の人から年間パスポートを受け取って手続きは完了となる。
申込書を係の人に渡してから、ここまでの所要時間は10~15分程度だった。
個人的には、そこまで時間は掛からなかったという印象である。
ちなみに顔写真を撮影するために園内に入ったままの状態だったが、パスポートの受け取りをした当日は、そのまま園内を利用してOKとのことだった。
次回以降は年間パスポートの提示が必要で、入園する際には一定の手順があるため後述する。
●年間パスポートに記載されている内容
顔写真…入園する時に、係の人が写真を見て本人確認を行う。
会員番号…7桁の数字が記載されている。係の人が管理する際に必要と思われる番号。
利用区分…一般の区分で発行した人は『大人』と記載される。
QRコード…入園する時に、係の人がこの部分を専用の機械で読み取る。
氏名…申込書に記入した氏名がカタカナで記載される。
有効期限…申込日から一年後の日付が記載される。その日付まで自由に入園できる。
年間パスポートでの入園の仕方
年間パスポートで入園する場合は、窓口のあるゲートへ行く必要がある。
それ以外のゲートは通れないので注意。
窓口に来たら、係の人に年間パスポートの顔写真とQRコードがはっきり見えるように提示する。
係の人が専用の機械を使ってQRコードを読み込むので、正常に読み込むことができたら入園することができる。
メリットに感じたこと
・入園するのが楽になった
入園時には毎回係の人にパスポートを提示する必要があるものの、券売機へ行く手間が省けたことで楽になったと感じた。
時期や時間帯によっては、券売機に行列ができることもしばしば。
パスポートがあればその行列を回避することができる。
そのため、花見シーズンや紅葉シーズンなど、入園者が多く集まる時期にもスムーズに入園することができて、ありがたみを感じたことがある。
・短時間でも気軽に入りやすくなった
年間パスポートを発行したことで、少し空いた時間がある時にも気軽に利用できるようになった。
たまたま新宿御苑の近くで用事があって、ほんの30分ほど休憩をするために入ったことがある。
しっかり時間を取って園内を散策したい時には、また別の日にすればいいと思えるので。
また、千駄ヶ谷門から入って新宿門を出て新宿駅方面へ向かうといった形で、園内の景色を楽しみつつ他のエリアへ移動したこともある。
こういった形で、入園料をその都度払っていた時よりも、自分の都合に合わせて利用しやすくなった。
・園内で販売されている食事を気軽に楽しめるようになった
年間パスポートを持つと、園内で販売されている商品や食事などへの関心が高まったと思う。
入園料を毎回払っていた時は、さらに追加でお金を払うのは…という気持ちがあって渋っていたこともしばしば。
発行してからは、そういった心理的なハードルがぐっと下がった。
新宿御苑の中にあるレストラン『ゆりのき』のかき揚げ天そば700円(税込み)。
コシのしっかり効いたおそばで美味しかった。
次に入園した時にはどんなメニューを食べてみようか考えるようになり、発行する前と比べるとこういった楽しみが増えたなと。
パスポートの期限が過ぎてから引き続き利用する場合
年間パスポートの有効期限が過ぎてから引き続き利用したい場合は、また新しいカードを作ることになる。
手順はこれまで書いたことと同様に、窓口へ行って申込書の提出、料金の支払い、写真撮影を行う。
更新手続きはなく、有効期限が過ぎる前に手続きはできないので注意。
基本的には期限が過ぎてから手続きが可能となる。
ちなみに期限が過ぎたカードについては、所持している本人が破棄するとのことだった。
おわりに
年間パスポートは申込書を書いたり、写真撮影をしたり、まとまった金額の支払いをしたりするなどの手続きが必要なことから、初めて申込みをするまではそれらが手間に感じていた。
しかしながら、実際に発行して使ってみると入園がスムーズになったり、ちょっとした空き時間を活用して入園するなどの利用の幅が広がったりして、その都度入園券を買っていた時よりもメリットが大きいと思えた。
発行したことによって、新宿御苑がとても身近に感じられるようになった。
新宿御苑に普段から何回か足を運ぶ機会のある人は、年間パスポートを作ってみるのはアリではないかと思う。
便利になって、各々の新宿御苑での楽しみ方も広がっていく可能性があるのではないだろうか。
各入場門へのアクセス
新宿門
JR線『新宿駅』東南口改札、甲州街道改札から徒歩12分
東京メトロ副都心線『新宿三丁目駅』E5出口から徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線『新宿三丁目駅』A1出口から徒歩10分
都営地下鉄新宿線『新宿三丁目駅』C1出口またはC5出口から徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線『新宿御苑前駅』1番出口から徒歩5分
千駄ヶ谷門
JR中央・総武線各駅停車『千駄ケ谷駅』から徒歩6分
都営地下鉄大江戸線『国立競技場駅』A5出口から徒歩7分
大木戸門
東京メトロ丸ノ内線『新宿御苑前駅』2番出口から徒歩5分