RENブロ

聖地巡礼や飲食店に行ったことなどを書いています。

ニュー新橋ビル地下のレトロな喫茶店。『喫茶 フジ』で美味しいランチとコーヒーを堪能してきた。

ニュー新橋ビルにある『喫茶 フジ』でランチをしてきたという話。

足を運んだのは2023年12月6日水曜日。

この日はビーフカレーとホットコーヒーのセットをいただく。

さらに後日、海老ピラフとホットコーヒーもいただいてきたので、合わせて書いていく。

 

朝は新宿のサンマルクカフェでモーニングのホットサンドを食べて、その後は新橋に移動して喫茶フジのカレーライスを食べるという。お店のハシゴをしたのだった。

www.renstablog.net

お店のある場所

ニュー新橋ビル。JR線の烏森口を出てすぐ。

お店は「ニュー新橋ビル」という建物の地下1階にある。

最寄り駅は新橋駅で、JR線の烏森口から出てすぐ目の前という立地。

 

ビル内はカフェ、ラーメン屋さんやカレー屋さん、居酒屋さんなど様々なジャンルの飲食店が入居している。

あとは金券ショップがやたら多い。

俺も電車の回数券や映画のチケットを目当てに、買って回ったことがあったことがある。

 

ニュー新橋ビルが開業したのは1971年(昭和46年)で、50年以上の歴史がある。

そのため、ビルは外観もそうだが、中に入ると全体的に古びた感じの雰囲気が漂う。

ちなみに喫茶フジも同じ年にお店が開業したようだ。

 

ビルは完成してから50年以上が経過し、駅を出てすぐという立地も考えると、とっくのとうに再開発で取り壊しになっていても不思議ではないのだが。

↓と思って調べると、やはりビルを建て替える計画は存在しているようだ。

www.tokyo-np.co.jp

記事を読むと、多くのお店が入居している分、多くの人たちの新橋に対する思い入れがあるようで、工事を開始するのはまだまだ先になりそうな気配。

単に新しいビルを建てるのではなく、”新橋”らしさを反映させたものか。

そう考えると、じっくり時間を掛けてから新しいビルの建て替えを始めていくのもアリだと思う。

お店の外観

新橋駅の烏森口からビルに入ってすぐの所にあるエスカレーターで地下1階へ。

お店はエスカレーターのすぐ横にあって、降りている最中から見えてくる。

外観は全体的にレトロな雰囲気が漂う。

歴史を感じさせつつも、明るくてきれいに整った感じもあって、気軽に入れそうな印象だった。

 

店名の看板。

古き良きを感じさせる、「フジ」の字体のセンスが素晴らしい。

 

お店の入口付近に設置されたサンプルのショーケース。

明るい照明で存在感が際立っていて、自然と足がそこへ向く。

そうか、お客さんをこうやって引き付けていくのかと。

 

ショーケースも昔ながらの、懐かしい雰囲気が漂っている。

「喫茶店に来たんだなあ」と、こういうのを眺めていると実感が湧く。

 

サンプルには、富士宮焼きそばや、富士山サイダーといったご当地メニューが並んでいた。

喫茶店で焼きそばが出てくること自体も珍しいが、「フジ」という店名は「富士山」が由来なのかと思わせるメニューだな。

お店の公式アカウント

喫茶フジ X(旧ツイッター)公式アカウント

https://x.com/fuji_shinbashi_?t=6W1vVU0zGUC1PXpGv5FwgQ&s=09

お店の公式アカウントがあって、「本日は営業しています」といった書き込みをしてくれている他に、臨時の休みや営業時間短縮の情報を発信していることがある。

可能ならば、お店に足を運ぶ前に公式アカウントで営業しているかどうかの確認をお勧めしておきたい。

ちなみに定休日は日曜日。

入店、店内の様子

店内へ。

入店すると、店員さんにタバコを吸うかどうか聞かれる。

俺は吸わないことを伝えて、禁煙席に案内してもらった。

座席は禁煙席と、電子タバコ専用の喫煙席に区分けされている。

 

また、入口を入ってすぐの所には、灰皿の設置された喫煙スペースも設けられていた。

そのスペースでなら、従来の紙巻きタバコも吸えるわけで。

ガラスで仕切られているので、店内に煙が漂うことはなく。

タバコの吸える環境が整いつつ、分煙はしっかりできているなと。

 

店内の様子。

内装もやはりレトロな感じで、ちょっと上品で豪華な要素も含んでいる様子も。

 

座席は4人掛けのソファーとテーブルの席が並ぶ。

今回は1人で来たけど相席にはせず、満席扱いにしてくれるという懐の深さ。

 

ソファーは深く腰掛ける感じで、座っていると天井が高く見えて、広々した空間にいる感覚になる。結構ゆったり寛げる感じ。

テーブル同士の間隔も広めで、全体的にリラックスしやすい空間になっているなと思う。

 

店内の奥側の壁には、大きな富士山の写真が設置されているのが見えた。

やっぱり富士山が店名の由来になっているのか。

 

富士山の写真は内側に設置された照明で明るく、離れた場所から見ていても存在感があった。

街や駅で見掛けるライトアップされた広告看板のようだ。

 

こういう壁にやけに明るくて存在感のあるものが設置されていると、喫茶店らしさを感じてワクワクする。

他にも昔からやっている喫茶店に入ると、ビルの夜景の写真とか、ステンドグラスとかを見掛けることがあった。

 

テーブルの横に電源があった。メニュー表にはWi-FiのIDも。2024年1月10日来店時。

店内ではWi-Fiと、一部の席では電源の利用が可能。

Wi-FiのIDとパスワードは、テーブルに設置されているメニュー表の右下に記載されている。

電源のある席は、テーブルの横の窓枠などに差込口があった。

メニュー表

メニュー表。

ボリュームのある食事、軽食、デザートのラインナップが揃う。

 

メニュー表をひっくり返すと、単品の飲み物のラインナップ。

コーヒー、紅茶、ジュース、炭酸飲料、お酒もあって、種類が豊富。

 

今回は以下のメニューを注文。

ビーフカレー+ホットコーヒーのセット950円(税込み)

食事と飲み物がセットで、1,000円を切る価格でいただけるとは。

昨今の値上げが進む状況や、新橋の駅前にある立地であることを鑑みると、かなりお手頃なのではと思う。

ビーフカレーとホットコーヒーのセットをいただく

ビーフカレーが出てくる。

サイドメニューが揃ってて、結構豪華!

 

注文すると、先にミニサラダ、らっきょうと福神漬け、カレー用のスプーンを並べてもらい、その後にビーフカレーとスープという順で出してもらった。

セットのコーヒーは、食後に出てくる。

 

ミニサラダ、らっきょうと福神漬。

ミニサラダは、見ていて楽しくなるくらい彩りが豊か。

ポテトサラダが乗っていて、小ぶりながらそこそこボリュームもある。

 

らっきょうと福神漬はカレーのお供にってやつだけど、2種類も用意してくれることに驚き。

 

ビーフカレー。

テーブルに出てきた直後はふんわりと湯気が立ち、すぐにカレーのいい香りがしてきた。

濃厚そうなルーに、クリーミーなものがかかって凝った感じのカレー。

食べ始める前からこれは美味いやつだなと。

 

そして食べたらやっぱり美味かった。

ルーがやはり濃厚で、カレーのスパイシーな味と香りが口の中に目一杯広がる。

スパイシーな味の中に、時折クリーミーな甘みも効いて良いアクセントに。

辛味はほどほどで、刺激が強過ぎることはなく食べやすい。

らっきょうや福神漬の酸味も程よく、カレーとの相性がいいなと思った。

 

牛肉は大きな塊が入っていなかったけど、それを差し引いてもカレーが美味い。

カレーが無くなってしまうのが惜しくて、スプーンですくえるだけすくって残さずいただいた。

追加料金払って、大盛りで注文できないものか。

 

スープは、かき玉とミックスベジタブル入りのスープ。

温かいスープまで付いてくるのはありがたい。

 

食後に出してもらったコーヒー。

お店のオリジナルのデザインのカップに入って出てくる。

カップには店名と富士山の絵柄が入っていて、丸っこくてかわいい。

ペーパーもお店のデザインで、喫茶店の雰囲気を出してくれている。

 

コーヒーの味は、苦味がよく効いている。

ガツンとくるような濃厚な味わいと香りのコーヒーだった。

砂糖とミルクを加えても、しっかり苦味が効いているくらい。 

 

コーヒーショップにはない、個性の強い味をいただける。

さすがは喫茶店のコーヒーと言ったところ。

カレーは美味しかったし、コーヒーも個性のある濃厚な味で、コスパはかなりいいのではないかと思った。

後日、海老ピラフのセットをいただく

2024年1月10日にも足を運ぶ。

サンプルの海老ピラフを見て気になって、注文してみることに。

目玉焼きの乗ったピラフって珍しいような。

他の喫茶店でもあるのかな、こういうピラフ。

 

海老ピラフセット950円(税込み)

目玉焼き乗せの海老ピラフがやってきた。

前回のビーフカレーと同様に、ミニサラダとかきたまスープがピラフにも付いてくる。

飲み物はホットコーヒーを選んで、また食後に出してもらうことに。

 

ピラフはバターがしっかり効いて、炒めた時の香りがよくしてきて美味い。

そして目玉焼き。

白身とピラフを一緒に食べると、ボリューム感や味の深みが増す。

黄身はドロッとした半熟の仕上がり。

スプーンで差し込んで、ピラフと絡めて食べるとこれがまた美味い。

 

目玉焼きが加わるだけで、特別なご馳走を食べているような気分になるもので。

満足度の高い、目玉焼き乗せ海老ピラフであった。

 

食後のコーヒー。

カップの店名と富士山の絵柄をちゃんと写してみる。

 

コーヒーを飲んでいて、取手を持った時の重厚感のある感触、飲むときの厚めの飲み口の感触もいいなと思った。

このカップで飲むコーヒーが美味い。

 

『マリとフジ』

オレの嫁を並べて飲むコーヒーが、また美味い。

あの…とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

その他の様子や感想

店内は、会社員の人と思われるスーツを来たお客さんがよく出入りしていた。

入ったのは平日で、やはりビジネス街というのもあるのだろう。

パソコンを開いて、仕事の真っ最中なのかなという人がいる。

2人以上で来て、資料をテーブルに広げて何か打ち合わせをしている様子も見えた。

 

1人で来ている人たちもちらほら。

新聞を広げて読んでいる人、ノートに何かたくさん書き物をしている人もいる。

1人だったら、4人席のテーブルを広く使えるから、なるほど1人の世界にも没頭しやすそうだ。

 

俺も食後はコーヒーをいただきつつ、本を読んだりスマホでネットの記事を見たりして、ゆったりと過ごした。

 

ビジネス街にあるお店だけど、仕事をする会社員の人たちばかりではなく、食事を楽しむ人、好きなことをしてくつろいでいる人など、色んな目的で人が集まってきているように見えた。

マイペースで過ごせる雰囲気のいいお店だなと思った。

喫茶店というのは、そういうものかと思わせてくれるような。

 

喫茶フジは、外観、内装ともにレトロな喫茶店という雰囲気が出ていて魅力。

座席はゆったりとしたソファー席で、店内の雰囲気を堪能しやすい、居心地のいい喫茶店だ。

 

食事はミニサラダやスープも付いて豪華。

値段も他の喫茶店と比べてお手頃だなと思った。

 

これからも時々足を運びたいなと思うし、いつまでも続いて欲しいお店だなと思った。

 

うちわを持ち帰る。

店内に、自由に持ち帰れるものが設置されていたので。

店名のデザインは面白いし、いい記念になる。

ありがとうございました。

お店の情報

●喫茶フジ

・住所

〒105-0004 東京都港区新橋2丁目16−1 ニュー新橋ビル B1F

・アクセス

JR線「新橋駅」烏森口から徒歩2分

東京メトロ銀座線「新橋駅」4番出口からJR線烏森口経由で徒歩5分

都営地下鉄浅草線「新橋駅」A2出口からJR線烏森口経由で徒歩4分

ゆりかもめ「新橋駅」1A出口からJR線烏森口経由で徒歩5分

・営業時間

[月~金] 10:00~19:00

 [土]  10:00~18:00

定休日:日曜日(※日曜以外にも、不定期で休みの場合あり)

・X(旧ツイッター)の公式アカウント

https://x.com/fuji_shinbashi_?t=6W1vVU0zGUC1PXpGv5FwgQ&s=09