RENブロ

聖地巡礼や飲食店に行ったことなどを書いています。

神保町古本屋街にある喫茶店。『神田 伯剌西爾(ぶらじる)』でコーヒーとケーキのセットをいただいてきた。

神保町にある喫茶店『神田 伯剌西爾(ぶらじる)』でコーヒーとケーキをいだいてきたという話。

足を運んだのは2024年10月12日の土曜日。

 

久々に神保町の雰囲気や空気を味わいつつ、喫茶店のコーヒーを味わいたいなと。

チェーン店のコーヒーショップにはない、個性のある味を時々でも堪能したいなと思って、行ってみることに。

 

最寄り駅

「神保町駅」A7出口

最寄り駅は「神保町駅」で、A7出口がお店に最も近い出口。

神保町駅は、都営地下鉄三田線、新宿線、東京メトロ半蔵門線、3つの地下鉄が乗り入れている。

 

3つも乗り入れているためか、地下の構造はやや複雑。

階段やエスカレーター、地下通路がいくつも枝分かれしていて、俺は時々立ち止まってA7出口に繋がる案内表示をよく確認しながら出た。

日常的にこの駅を利用していないと、直感的に進んで行くのは難しいものだなと。

 

お店に向かうため、A7出口を出てすぐの小さな路地に入ると行列ができているのを見掛けた。

これは「さぼうる」という喫茶店に入ろうとしているお客さんたちの列だ。

なんだかイベントでもやっているみたいな光景だな。

皆、何を目当てに並んでいるのやら。

 

神保町の喫茶店って、こんなに人が集中するもなのか。

今回俺が入ろうと思っている「ぶらじる」の方はすぐ入れるだろうかと、やや気掛かりになる。

 

そんな行列のできている横を通り過ぎて、小さな路地を真っすぐ進んで目的のお店を目指す。

ちなみに小さな路地には、個性的なお店がいくつも並んで風情があって、神保町ならではの雰囲気を味わえていいなと思っている。

外観

路地を抜けて突き当りを左に曲がると、ぶらじるの前に着く。

こちらはさぼうるのような行列ができていなくてホッとした。

 

お店は古本屋さんのビルの地下で営業していて、外にある階段を降りて入れるようになっている。

このビルも含めて、この辺りは本屋さんの建物がずらりと並ぶ。

いわゆる「古本屋街」と言われる、神保町の特徴的な場所の真っ只中にお店はある。

 

外観は手作り感のある装飾や文字に、ちょっとくすんだ色合いが歴史を感じさせるなと。

実際に歴史はあるようで、お店のホームページによると1972年に開業して50年以上も営業しているそうな。

参照URL:https://k-brazil.jp/

 

外には看板とかメニューとか。

個性が感じられて、こういうのを眺めるのも好きなんだよね。

メニューはコーヒーや紅茶、ケーキなどのデザートをいただくことができるのが分かる。

 

メニュー表のすぐ横には「ブラジルニュース」と銘打ったものが貼り出されて、おすすめのメニューが紹介されている。手作り感のあるニュースっていいな。

古本屋街と呼ばれているこの辺りの雰囲気とも合っている気がする。

店内へ

地下へ通じる階段を降りて店内へ。

店内で順番待ちは無く、お店の人にすぐ案内してもらうことができた。

 

まずはタバコを吸うかどうか、お店の人に聞かれる。 

店内の客席は、禁煙席と喫煙席とで区画が分かれている。

 

タバコを吸わないことを伝えたが、禁煙席側は全て埋まっていたようだ。

続けて喫煙席でも構わないことを伝えて、その区画の空いてる席に座らせてもらうことに。

こちらとしては、すぐに座れれば構わない。

あとは、タバコの香りがすると喫茶店にいるんだなという実感が湧いてきて、体験としてはプラスになっていいなと。

 

喫煙席の区画へ進んで行くと、4人掛けのテーブル席がいくつかと、カウンター席が空いている状況だった。

お店の人からは、空いている所へどうぞと案内してもらう。

一人で来ているということもあったので、カウンター席に座らせてもらうことに。

席のすぐ横には荷物カゴが設置されており、手荷物を置くことができてありがたい。

 

店内は全体的に日本の古民家を思わせるような空間だった。

内装、テーブルや椅子に木材が積極的に使われていたり、障子の仕切りがあったり、囲炉裏とか古民家にありそうな置物があったり。

懐かしさと親しみやすさを感じられるような、ホッとすることができるような空間。

コーヒーとベイクドチーズケーキのセット

神田ぶれんど&ベイクドチーズケーキのセット1,000円(税込み)

ケーキセットを注文。

このお店での定番的なコーヒーと、チーズケーキを組み合わせてみた。

 

神田ぶれんど

コーヒーを飲もうとカップを近付けると、濃厚な香りがふわ~っと漂う。

飲むと苦味のよく効いた味。美味いコーヒーだ。

後味はあっさりしていて、しっかりとコーヒーの味がする割りに飲みやすい。

 

ベイクドチーズケーキ

内側の生地はもちっとしていて、しっとりとした食感。

酸味は控えめで甘みがある。

外側の生地は焼き上がった時に出る香ばしさが漂い、内側の生地の甘みと組み合わさって良いアクセントになっている。

食感も味のバランスも良くて、美味しいケーキだなと。

 

ちょうど色んな種類のカップが飾られている席でいただくことができた。

追加でアイリッシュコーヒー

アイリッシュコーヒー 800円(税込み)

追加で「アイリッシュ・ウイスキー」の入ったコーヒーというものを注文してみた。

温かい飲み物とのことだが、コーヒーカップではなくグラスで出てくるという。

「オシャレだな、すげぇぇ」と、心の中で唸る。

喫茶店に入ってこういったグラスでいただける機会があるとは。

 

カウンター席に座って、このグラスを持っているとバーで飲んでるみたいな。

いわゆる大人の雰囲気みたいなのを楽しめていいなと思う。

 

上にはクリームが乗っていて、ウインナーコーヒーのような味わい。

飲んでみると、コーヒーの味と、ウイスキーの味もしっかりとしてくる。

 

ウイスキーの独特の苦みと甘みが、コーヒーともよく合うものだなと思う。

紅茶にブランデーを入れてアクセントを付けるのに近いか。

合うなと思って勢い良く飲んでると、後から酒が結構回ってくるんだろうな。

ちょっとずつ飲んで楽しむことに。

 

下にはザラメの砂糖も入っていたようで、飲んでいくと後から砂糖の甘みがしてくる。

コーヒーの味、ウイスキーの味、上に乗ったクリームの味、ザラメの味、色んな味を楽むことができた。

 

ちなみに飲み物を追加で注文すると、100円引きしてくれるみたい。

追加したアイリッシュコーヒーが700円に変更されている。

同じ種類の飲み物でなくてもいいのか。

ありがとうございます。ごちそうさまでした。

感想

お店の居心地が良かった。

後から満席になるほど混んできたけれど、不思議とあまり騒がしい感じがせず。

 

古民家的な雰囲気で親しみやすさが感じられたことと、他に来ているお客さんたちも落ち着いている人が多かったからなのか。

店内で過ごしていて、時間が経つのを時たま忘れることもあるくらい。

持ってきた電子書籍で読書をして、よく捗った。

 

注文したコーヒーとケーキは美味しくて、個性の感じられる味だった。

喫茶店だなって感じの雰囲気と味をよく堪能できたなと。

また時々足を運んで、今度は別の種類のコーヒーやケーキをいただいてみたいなと思った。

お店の情報

●神田伯剌西爾(ぶらじる)

・住所

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目7 書泉グランデ脇小宮山ビル B1F

・アクセス

都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町駅」A7出口から徒歩3分

・営業時間

[月~土] 11:00~21:00

[日・祝] 11:00~19:00

・お店のホームページ

https://k-brazil.jp/