神田にある『珈琲専門店エース』でのりトーストとブレンドコーヒーをいただいてきたという話。
足を運んだのは2020年2月15日土曜日。
きっかけは、上の妹からのりが挟まったトーストを食べたという話を聞いたことによる。
初めて聞く組み合わせで、どんな味がするのだろうと。
ちょうど神田近辺へ行く用事ができたため、気になって行ってみた。
最寄り駅は神田駅
JR線の『神田駅』が最寄り駅。
西口がお店に最も近い出口。
神田までは東京メトロ銀座線でも行ける。
山手線で行くことが多いので、銀座線に神田駅があることをなんだか忘れてしまいがち。
駅を出てからお店までの道順は、記事の後半に別途項目を設けて記述する。
お店の外観
レトロだ。
お店の前にやって来た途端に気持ちは高揚。
「昔ながら」とか、「古き良き」とか、そういう言葉が似つかわしいと思える佇まいをしている。
レトロな雰囲気だけど、古くてくたびれている感じはしない。
きれいに身なりを整えて、しっかりと地に足を付けて立っているように見えた。
看板のこの字体がレトロでまた堪らない。
長いこと営業を続けているお店なのだろうけど、看板も綺麗に保管できているもので。
文字が薄くなっていたり、目立つような傷が入っていたりすることもなく。
開店時間から午前10時までモーニングサービスをやっている模様。
今日の目当てののりトーストもメニューに入っている。
通常よりもお手頃な値段でいただけるようだし、これを利用しない手はない。
と思って時計を見たら、10時を過ぎたところだった。
惜しい。
とは思ったけれど、のりトーストは食べていくつもりだ。
通常だとおいくらになるのだろう。
ブレンドコーヒーは450円と書いてある。
モーニングの時間だったら1杯お代わりサービス。
早起きはコーヒー1杯の徳にもなるようで。
のりトーストは200円。
なので、ブレンドコーヒーと組み合わせると650円になる。
モーニングセットの値段に100円プラスされるぐらい。
思ったほど差が大きくなくて一安心しつつ、入店する。
店内の様子
店内に入ると、朝からお客さんが入って混雑していた。
カウンター席が5席分ほどと、2人~4人掛けのテーブル席がいくつか並ぶ。
こじんまりとした店内で、全ての席の様子がその場で見渡せる。
この日は1人で来店。
座れるかどうかという状況だったけど、ちょうど4人掛けのテーブル席が空いたところだったので、そこに案内してもらえた。
混んでるのに4人掛けの席を1人で占領してもいいのかなと思いつつ着席。
メニューは決まっていたので、のりトーストとブレンドコーヒーを早速注文する。
待っている間に、お店の入口付近の座席の様子を1枚。
どこを見てもメニューの文字がいっぱい、絵や写真もいっぱい。
メニューの字体が昭和っぽくてレトロ。
やはりチェーン店のコーヒーショップでは味わえない個性がある。
喫茶店に足を運ぶことの醍醐味。
テーブルの上には、「のりトースト」と書かれたミニチュアのぼりが置かれている。
ちっちゃくてかわいい。
写真付きのトーストのメニュー表がテーブル付近に設置してあった。
メニュー表でも、やっぱりのりトーストを推している。
メニュー表を見てると他のトーストも気になる。
他の人が頼んでいたトーストで分厚いのが出てきたのを見て、美味しそうだなと思った。
隣のトーストは良いきつね色をして見える。
裏返すと、他にもメニューが載ってる。
食事はトーストのメニューだけの模様。
行くなら朝とか軽めの食事にしておきたい時や、休憩をしたい時に向いていそうだ。
のりトーストとブレンドコーヒーをいただく
・のりトースト200円
・ブレンドコーヒー450円…いずれも税込み。
注文してから約10分ほどで出てくる。
先に来ていたお客さんの分をどんどん調理していたので、提供までの時間は多少掛かったかもしれない。
お店の中の様子を見て楽しんでたから、全然待たされたって感覚はなかったんだけどね。
トーストは熱々。
見た目はシンプルで、トーストにのりだけが挟まっているような感じ。
お味は如何なものか、いただいてみよう。
「のりうまっ!」
というのが一口食べた時の感想。
トーストは熱々で、のりの風味がよく広がって美味い。
単にのりを挟んでいるだけではなく他の調味料でも味付けされていて、しっかりと食べ応えのある味になっている。
「焼海苔を挟んで焼いたバターと醬油味」と書かれているのを見つけた。
なるほど、バターと醬油でさらに味付けをしているのか。
食べ始めてからこの幕を見て初めて知る。
トーストのパンの甘みと、ふわっと広がる焼海苔の風味に、バターと醬油のしょっぱさが加わることで、旨さに深みが出ていると思う。
のりうまっ!
のりトーストはこのお店の人気メニューなのか、注文する声があっちこっちの席から聞こえてきた。
1皿200円は手頃な値段だと思うし、このお味ならば次々と注文が入るのも納得、と思いながらサクサク食べる。
コーヒーはまろやかな仕上がりの優しい味。
酸味がした後に、ほのかな苦味がやってくるような特徴があった。
のりトーストの程よいしょっぱさと、コーヒーの酸味との相性はいいなと思った。
それぞれの旨味を引き立てる良いアクセントになっている。
混雑状況など
・混雑状況
土曜の午前10時過ぎは混雑していた。
俺が入った後にもう一組入ってきてから満席状態に。
ちなみに4人席に俺1人だけ座っているという状態だったけど、相席の措置はとらずに満席扱いとしてくれていた。
個人の空間が確保されたのはありがたいことであった。
そのお陰で、ある程度気兼ねなくメニューやお店の雰囲気を堪能することができた。
11時近くになったら空いてきた。
・分煙の有無
分煙はなし。
全席で喫煙が可能。
この日もタバコを吸っている人を何人か見掛けた。
喫煙者にとって憩いの場にもなっているのかなと。
・接客
丁寧に対応してくれて、初めての利用でも安心。
ご夫婦でやっている様子で、どちらも人柄が良さそうな感じだった。
・入っているお客さん
1人で来ている人が多く、7~8人程度がそうだった。
他は2人組のお客さんが2組程度。
1人で来ている人が多いからなのか、混雑しているのに静かだった。
入ってるお客さんは俺と同じく余所から来たと思われる人が何人かいるようだったので、アウェー感はあまり感じず。
お店が空き始めたところで、テーブル席の様子を1枚。
まとめ
のりトーストは食べ応えのある味で美味しかった。
醬油とバターを組み合わた味付けは絶妙。
お店の佇まいや内装も魅力的。
レトロで、このお店にしかないような独特の雰囲気があって楽しめた。
こじんまりとしてはいるけれど、狭苦しさをあまり感じず居心地は良い。
メニュー、雰囲気共にじっくり味わうことのできるお店だったと思う。
お店を出ると、人通りが少なくてすごく解放感があった。
良い一日のスタートが切れたなと。
これから連れと待ち合わせをして映画を観に行くんだ。
待ち合わせ場所を目指して、神田の街をテクテク歩いて行くのであった。
お店までの道順
JR線の神田駅から出た時の道順を記す。
まずは西口を出る。
西口を出て秋葉原方面を向く。
JRの高架に沿った真っすぐな道と、その斜め左側にも道がある。
神田へあまり普段行かないこともあって、斜めに枝分かれしている道があると方向感覚が狂ってややこしさを感じたもので。
実際に足を運んだ時には、グーグルマップで現在地とお店の位置を照らし合わせながら行った。
お店に行く時は、その斜め左側の道に入って進む。
「カラオケ館」や「歌広場」の看板がちょうど良い目印になると思う。
真っすぐ進んで、左手側にネットカフェの「マンボー」が見えてきたら左折。
マンボーと薬局の間にある小道に入って真っすぐ進む。
進んで行くと、珈琲専門店エースのオレンジ色の屋根や看板が見えてきて到着となる。
お店の情報
・住所
〒101-0047 東京都千代田区内神田3丁目10−6
・アクセス
JR線『神田駅』西口から徒歩3分
東京メトロ銀座線『神田駅』1番出口から徒歩4分
・営業時間
[月~金]7:00~18:00
[土曜]7:00~14:00
・定休日
日曜・祝日