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聖地巡礼や飲食店に行ったことなどを書いています。

東武東上線『川越特急』デビュー初日の1番列車に乗ってみた。

 

東武東上線に新種別『川越特急』が登場。その電車に乗ってみたという話。

 

2019年3月16日のこと。

東武東上線はこの日にダイヤ改正を行うと共に、川越特急がデビューする日でもあった。

川越特急について

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(2019年2月27日撮影。下板橋駅付近の留置線にて)

川越特急は池袋~川越間を最速26分で結ぶ。列車は特別なラッピングの施されたTJライナーと同型の車両。車内はクロスシートの座席が並ぶ。

席は全車両が自由席。座れるかどうかは早い者勝ち。

 

種別は特急だけど特急料金は不要。普通運賃のみでOK。

池袋から川越までは、IC運賃で471円(2019年10月1日現在)。 

 

川越まで30分を切るって結構速い。

池袋から発着するJR線や西武線と比較しても速い。

表記する運賃は、いずれも2019年10月1日現在のもの。

【JR線】

池袋~川越まで47分(JR埼京線快速川越行きに乗った場合)

IC運賃で682円

西武線

池袋~本川越まで49分(西武池袋線急行→所沢で西武新宿線急行に乗り換えた場合)

IC運賃で471円

 

所要時間は東武東上線の川越特急がかなり優位だ。

川越特急出発前の池袋駅構内の様子

川越特急の一番列車が池袋駅を発車するのは10時ちょうど。

これに先立ち、運行開始の記念式典が池袋駅の南改札付近で開催された。
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午前9時30分頃に南改札付近へ行くと、改札前のスペースには既に式典用の壇が設置されていた。

 

ちなみにこの日は午前7時45分頃に下赤塚駅付近で人身事故が発生。

運行は再開されていたがダイヤは乱れている状況。

華々しいイベントを控えているところでまさかの事態。

そのような状況への対応が加わったこともあってか、式典の準備は慌ただしい様子も見られた。

 

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式典はなんとか無事に開催される。

司会は東武東上線の自動音声アナウンスの声をやっていた人が出てきて進行をする。

電車の中で聞く『本日も東武鉄道をご利用いただきまして~』の人が喋っているのかと思うと、内心かなり興奮する。

 

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式典には東武鉄道と豊島区からそれぞれ代表する人たちとマスコットキャラクターが壇上に並び、せーのでテープカットが始まる。

 

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こうして川越特急は産声を上げていく。

イベントはまだ続く様子だったが、そろそろ川越特急の発車時間が迫ってきたので改札へ向かうことに。座席を確保せねばならん。

 

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南改札を入ってすぐの発車標。上から4番目には『川特』という種別の文字。川越特急のことを表している。

発車時刻の欄はダイヤ乱れの影響でブランクになっている。


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発車標のすぐ横にある柱には、川越特急の案内が大きく目立つように貼られていた。

停車駅と発着時間が記載されている。

池袋~川越間の停車駅は朝霞台のみ。和光市をすっ飛ばしていくのか。

快速急行TJライナー朝霞台を通過するし、川越特急は停車パターンが独特だ。

 

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ホームドアにも案内が貼り付けされていた。

ホーム内のあちこちで川越特急の案内を見かけるので、アピールに力が入っている様子が窺える。

 

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川越特急が入線してくる。

元々の発車予定時刻は午前10時ちょうどだったけれど、この日に入線したのは10時を過ぎてから。さすがにダイヤ乱れの影響があって、遅れての到着となった。

 

俺も含めてホームにいた人みんなしてスマホで撮りまくる。

 

ホームドアからはくれぐれも身を乗り出したりしないように。電車が緊急停車してしまうかもしれないので。

 

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電車の種別表示の字体が独特。なんだか可愛らしい形をしている。

そういえば種別表示の文字って、1文字が正方形に収まる規則正しい形をしているものだという先入観があった。

そういった先入観を覆された感覚もあって、なおさら新鮮に思えてくる。

 

川越特急に乗車

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池袋駅を発車したのは午前10時11分。予定より11分遅れての発車となった。

扉が開くと最初こそ椅子取りゲームの様相を呈していたものの、思ったより混んではいなかった。全員がちょうど椅子に座れる程度。

運行初日の1番列車で全席自由席ということもあったから、記念に乗ろういう人たちがもっとたくさんいるのかなと思ったのだが。

とりあえず俺も座れてよかった。

 

東上線は俺が子供の頃からよく利用していた電車で、見慣れた風景をクロスシートから眺められるというのが新鮮だった。

 

川越市駅で下車

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発車してからはさすが速い速い。ダイヤは乱れていたけど、途中で徐行や停車を繰り返すこともなく、池袋駅から30分弱で川越市駅に到着した。

 

池袋では撮影よりも座席の確保が優先だったので、ここで改めて撮るだけ撮る。

車体全体にアートなラッピングが施されていることがわかる。

 

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最後尾へ来て撮影。

ヘッドの部分には観光地の川越を象徴する「時の鐘」の絵がある。

さすが川越特急を名乗るだけに。

電車は小川町方面へ向けて発車していった。


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川越市駅構内。

ようこそ川越へと出迎えてくれて、川越特急のデビューを記念する掲示がここでも見られる。

 

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川越市駅に到着。あとは川越の街をゆっくり歩いて堪能したのであった。

 

乗ってみた感想

それにしても、池袋から30分弱は速い。あっという間に着いた印象。

電車はクロスシートの席なので、車窓からの風景がよく見えて乗っていて楽しい。

これで特急料金不要ってかなり得した気分。

川越特急は速くて安くて便利な電車という印象だった。

この電車が走り始めたおかげで、川越という場所をとても近く感じることができた。

 

川越へ行く時には、またこの電車に乗りたい。

 

 

<おまけ>

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式典開始前の池袋駅にて。

マスコットにエアーを入れる前で、これからスタンバイをする様子。