四ツ谷にある『ひとえ四谷本店』という居酒屋さんで一人飲みをしてきたという話。
メニューやお店の中の様子など、感想を書いていく。
足を運んだのは5月4日土曜日のこと。
※2019年10月1日から消費税率引き上げに伴い、当記事にて掲載している写真及び文章で表記した価格は変更されている可能性があります。予めご了承ください。
赤坂口を出た時の、開放感のある景色はお気に入りだ。
四ツ谷駅周辺はこれといった高層ビルが建っていないので、空がとても広く感じる。
と思ったら、最近はニョキっと高い建物が現れ始めた。
「コモレ四谷」というガラス張りの高層ビルの建設が現在進められている。
突然高い物が生えてきたみたいで、かなり目立つ。
四ツ谷駅周辺も再開発が進められているようだ。
お店までの道のり
お店までの道のりを。
まずはこのしんみち通りという所を通っていく。四ツ谷駅を出てすぐ西側にある通りだ。
しんみち通りは飲み屋さんがたくさん並ぶ通りだ。
居酒屋さん的なものからバー、パブまでだいたいのジャンルが揃っている。
四ツ谷駅近辺で飲みに行くとなったら、この通りに行けば事足りるだろう。
オフィス街という側面もあるので、平日の昼間はランチも盛んだったりする。
今回は敢えてこの通りをそのまま通過していく。
しんみち通りをまっすぐ進んで抜けると、人通りが少なくなってひっそりとし始める。
賑やかに並んでいた看板はここでは見当たらず、飲食店などあるのだろうかという雰囲気が漂うけれど、この道をさらにまっすぐ進んでいく。
静かな通りをひたすら進む。この先の交差点に目的地のお店がある。
『ひとえ四谷本店』の前に到着。
こんな所にも居酒屋さんはあったりするもので。
所要時間は四ツ谷駅の赤坂口から徒歩で7分程度。十分に歩いて行ける距離ではある。
木張りの壁は年季の入っていそうな濃い色をしているが、古臭さはなく綺麗にまとまった感じの佇まいだ。
なんでこの場所に行き着くことができたのかというと、『君の名は。』の聖地巡りをしていて偶然通りかかったことがあったからである。
聖地になっている須賀神社が、この近くにある新宿通り沿いに位置していることから、四ツ谷駅からやや離れたこの場所にも足を運ぶ機会があったのだ。
ゴールデンウィーク期間中の営業時間についての案内が掲示されていた。
昼間は普段ならばランチメニューをやっているようだが、ゴールデンウィーク期間中は昼からお酒の出るメニューをやっているらしい。
俺は昼間から飲む気満々。まさしく望むところである。
一人で来ていて、且つ初めて入るお店の場合は、かなり慎重になってお店に入るのをためらうこともしばしば。
ただ、木張りの外観にはなんとなく親しみやすさを感じられたこともあって、えいっと飛び込むことができた。
周辺は人通りが少なく静かで、お店も今のところ頻繁に人が出入りする様子は見られない。なので、空いてて一人でも落ち着いて飲めるんじゃないかな~と。
店内へ
入店。他にお客さんは誰もいない。
入ったのは昼の12時を過ぎた頃。お昼ご飯を食べに来る人たちが多少いてもおかしくはない時間帯だと思うのだが、これは予想していなかった。
入るとすぐに店員さんに迎えられ、今回は入り口を入ってすぐの四人掛けのテーブルに案内してもらった。
早速飲み物とつまみをいくつか注文する。
ちなみに2階が調理場になっているという、ちょっと変わった構造をしている。
なので注文を受けると、店員さんは2階に上がって提供の準備を進める。
まずは生ビール380円と、お通しを出してもらった。
※以後、表記する価格は全て税抜き
お通しはホッキ貝の入ったポテトサラダだ。
ホッキ貝とポテトサラダの相性は良く、お酒が進む。
ポテトサラダのとろみのある食感に、ホッキ貝のコリコリとした食感が加わって良いアクセントを生んでいる。
さらにホッキ貝独特の甘みと香りが組み合わさることで、珍味的なおつまみらしい味わいに仕上がっている。
ちなみにお通し代は500円と、ちょっとお高め。ホッキ貝を使っているからなのか。
イカの塩辛380円。
綺麗に盛り付けがされている。
小さくまとまった感じではあるが、少しつまんだだけでも塩辛の辛みがかなり効いてくる。
噛んでいくと、辛さの中から濃厚なイカの甘みも広がってきた。これはクセになりそう。
丁寧に味付けがされている感じだ。
本日の刺身の5点盛り合わせ650円。
この日はイカ、さごし(さわらの幼魚)、本マグロ、鯛、もう一種類は聞き逃してしまう。
それぞれが一切れずつ乗った盛り合わせ。値段がほどほどなので、量もほどほど。
もしグループで来た場合は、もう一皿頼んだ方が良さそうだ。
刺身はどれも滑らかな食感で、魚の香りが目一杯広がっていくようで、これも美味しかった。
なんだかんだで頼んだものはどれも美味しかったので、ビールはさっさと飲み終わった。
角ハイボール380円を追加。
ハイボールはちゃんとピリッとした刺激のあるものだった。
若鶏の唐揚げ580円。今度はアツアツのメニューを攻めてみる。
注文する際は、こちらで調味料を2種類選択できる。
左側の白い粉はガーリックパウダー、右側はおろしポン酢。
他にはカレーパウダーとか、タルタルとか、いくつか種類が用意されている。
とてもサクサクしていそうな見た目。
実際に食べてみると、衣はちゃんとサクサクしていて、中の鶏肉はとてもジューシーで柔らかかった。
美味しく仕上がる条件をしっかり満たした唐揚げだ。
噛むと醬油とニンニクの味が染み込んだ肉汁が出てきてたまらん。美味いっす。
ガーリックパウダーでよりパンチの効いた味に、おろしポン酢でさっぱりした味わいにと、選んだ調味料との相性も良かった。
しらすオムレツ580円。最後はこれを食べて締める。
卵はふわふわでとろっとした仕上がり。
とろっとした卵の中に、ふんだんに盛り込まれたしらすの味が広がる。
卵としらすのみというシンプルな組み合わせのため、くどさはなく、さっぱりしていて食べやすかった。
メニュー表の写真
メニューの写真をいくつかざっと。
刺身のメニューは日替わりのものが出そろう。
こちらは焼き物など。
魚系、肉系のメニューがそれぞれある。鍋やご飯ものも提供しているようだ。
おつまみ系、サラダ、一品料理、揚げ物もある。
居酒屋さん的なメニューが一通り揃っているような感じ。
感想
結局俺が入っている間は、他にお客さんは入ってこなかった。
そういう状況が幸いし、店員のお兄さんから色々お話を聞くことができた。
平日はランチもディナーもお客さんがたくさん来るらしい。この近辺で働いている人たちが利用しに来るようだ。
土曜日は主に地元の人が立ち寄ってくるぐらいで、比較的空いている模様。
というのも、四ツ谷駅近くのしんみち通りにある居酒屋さんにだいたい人が流れて行くようで、他所から来てここまで足を運ぶ人というのは、なかなかいないそうだ。
確かに俺も『君の名は。』の聖地巡りをしていなかったら、この辺りを通らなかっただろうからなあ。
ここは穴場的なお店なのかも。
この後は須賀神社にも寄って行くことを話して、お会計に。
お店を出たら、店員のお兄さんも外に出て「いってらっしゃい」と見送ってくれた。優しい人だな。
料理は美味しかったし、店員さんは優しく対応してくれて、一人でも居心地のいいお店であった。
営業時間・アクセス
『ひとえ 四谷本店』
住所: 〒160-0004 東京都新宿区 四谷2-9-15 サンサーラ四谷103
・営業時間
月~土
[ランチ]11:30~14:00
[ディナー]17:00~23:30
・定休日
日曜日、祝日、年末年始
・アクセス
[四ツ谷駅]
東京メトロ南北線 2番出口から徒歩5分
[四谷三丁目駅]